スプリントと振り返りについて思ったこと ~ウォーターフォールとアジャイルの議論より~

こちらのサイトで紹介されていた「スプリント」、「振り返り」の考え方を自分の置かれた状況で活かすと、長期的みて仕事の効率が上がるのではないかと考えたのでメモします。

blogs.msdn.microsoft.com

まず、このようなことを考えた経緯をまとめます。

 

ウォーターフォールアジャイル

6月21日(火)にJJUG会長の鈴木さんが主催されたワークショップに参加しました。

ita-ws.connpass.com

そこでは以下のような紹介をされていました。

 

アプローチの考え方の違い

このワークショップではそれぞれの方法論を、マネジメントの観点からそれらの違いについて説明されていました。

 私の理解を一言でまとめるとこんな感じです。

その理由は、感嘆するほど納得いくものでした。

 

ゴールまでが見通せるているなら、最初に計画を立てたほうが管理しやすいから。

一方で、見通しが立てにくい事柄に取り組まなければならないなら、見通しが立てにくいと失敗もしやすいので、それを見通しを立てやすいタスクまで分解して、その単位で計画的に進めていく方が成功しやすいから。

 

こんなブログに突っ込む人なんかいないでしょうけど、原理的な思想については、詳しくないので突っ込まれても困ってしまいます(笑)

今はこういう説明に納得しているというだけです。

 

マネジメントの観点

PDCAという言葉がありますが、鈴木さんはマネジメントの基本はこれだと仰っていました。

有期性のある活動(仕事)において、それがうまくいかない場合はこれのどれかが失敗しているということだと。

 

それぞれの方法論には粒度は違えどフェーズ(設計、製造、テストなど)があるので、フェーズごとにPDCAを実践する点においては本質的には違いはないんだなあと思いました。

おかれている状況によって、採用する仕事の管理方法が違うだけ。

 

方法論の目的、技法の適用シーンを理解することの大切さ

仕事を上手に進めるには、その仕事で採用する方法論の目的適用すると効果が上がる状況をきちんと理解して、採用するのが妥当だという鈴木さんの意見には私も賛成でした。

 

テストをされている方ならわかると思いますが、テスト方法論やテスト技法についても似たようなことが言えますよね。

例えば、(短絡的な例えですがー)設計書が無くて、テスト対象に対して深い知識やテストスキルが高い人がいるような状況なら探索的テストをやろうかとか-です。

 

効率的に仕事を進める為に

今の仕事は、開発以外にも見積や問合せへの応対など様々な作業があります。

色々な経緯から仕事量自体が去年より減ったのですが、正直もっと仕事をしたいと思っています。

こんな思いで悶々としていたときに、今の仕事をもっと早く終えられれば、同じ時間でもこなせる量は増えるよな-なんて思った訳です。

 

そこから自分の作業時間を測って自分を管理しようと考え始めました。

毎日の作業をログに残して、ログには作業時間を書きます。そうすれば自分の力量が見えるだろうと思ったわけです。

始めてから1ヶ月立つのですが、集計が大変で全然できていないのが現状でした。

 

スプリントと振り返り

そんな時に冒頭で紹介した記事を読んで、アジャイルプラクティスであるスプリントと振り返りを参考にしてみようと思いました。

 

幸いなことに、私はタスク管理表を付けているので、一定のスプリントで作業計画を立てることは出来そうです。タスクを細かい作業単位に落とし込むというところを今までやっていなかったので、ここを細分化して取り組んでみたいと思っています。

 

大変にならない程度にやってみて、スプリント終了時に振り返りをしてみたいと思います。

 

これで作業見積りの精度が徐々に上がっていけばよいですし、人に作業をお願いもしやすくなると思います。

 

状況を判断する力

私の場合は、このような仕事の仕方だったので適用できそうです。

しかし、既に仕事内容がマニュアル化されていて、その手順で最高の結果を最高のパフォーマンスで出せるのならそれでいいと思います。

私もそれに従います。

 

状況によって適切な方法を判断して、自分の力として利用できるように知識として持ってように常にアンテナを張っておきたいな、と思いました。